ナイツ・テイル-騎士物語-

堂本光一さんと井上芳雄さんが隣同士の席でニコニコしながら穏やかに座って「音月桂のLet’s smile」ゲストは島田歌穂さん 2018年8月14日レポ・感想

舞台

この記事は、2018年8月14日「音月桂のLet's smile」ゲストの島田歌穂さんと音月桂さんの『ナイツ・テイル』の話のレポと感想を書いています。

舞台稽古時の堂本光一さんと井上芳雄さんの様子が、語られています。

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『ナイツ・テイル』は暗転がない舞台


kei [ 音月桂 ]

音月桂「取り上げるのは『ナイツ・テイル』です。私は帝国劇場に立たせていただくのが、今回はじめてでございまして。感慨深いですね。

ミュージカル、舞台に立つ人間のあこがれというか聖地ですからね。一生に一度は、帝国劇場の舞台に立ちたいなぁと思っておりましたが、今回すばらしい形で『ナイツ・テイル』の役の1人として、立たせていただくことができて、毎日幸せを噛み締めながら公演してるんです。

帝国劇場ってすごく緊張感とかあるんですけど、いつもの舞台とは違う背筋がきゅっと伸びるようなピリっとして空気があって、それだけではなく暖かさとか、包み込んでくれる温もりみたいなものも、とにかく特別な空気、神聖な空気が流れているような気がします。

今回は帝国劇場リニューアルということで、劇場が少し美しく生まれ変わった、そのこけら落とし第一作目ということで、この舞台がスタートしたんです。シェークスピアはセリフ回しがとっても難しいですし、普段使わないような言葉が、これでもかってほど、盛り込まれているので、観ているお客様もついていくのも大変かなと思うんですけど。

演出のジョンが作ってくれた転換のすばらしさ、暗転(シーンごとで区切りで暗くなる)が一切ないんですね。次の場面へも曲とか照明とかセットとかでうまく流れて行って途切れないようにできているので、ほんとに映画を観てるみたいな感覚、私も客席で全部観たいんですけどね。出演してるから観れないんですけど。

やっぱりすごいなぁと、海外スタッフの振付、衣装、デザイン、セットも海外のスタッフの方々が愛を込めて作ってくださった舞台で、最高のキャストで、主演のお二人筆頭に、私たちカンパニーも、スタッフに至るまで毎日が、ほんとに楽しくって、ホームみたいな、温かさみたいなものをぜひぜひ受け取りにいらしていただきたいと思います。」

堂本光一さんと井上芳雄さん二人の美しきプリンスの奇跡の興行

音月「歌穂さんの役どころ、ヒポリタさんについてお伺いしたいと思うんですけど。」


アイム・ジャスト・ア・ウーマン

島田歌穂「アマゾンの女王ですよ。ギリシャ神話に出てくるアマゾネス(女戦士たち)一族の女王なんです。シーシアス率いるアテネ族との戦いに敗れ、仲間を守るために自分が囚われの身となるんですね。シーシアスから求婚されて、女だけで生きてきた女性が、はたして夫というものを愛することができるんだろうか、悩みながら桂さん演じるエミーリアと出会い、仲良くさせてもらいながら、エミーリアの女性としての成長していく様を色々感じながら、一緒に成長して行く。」
音月「わたしは、ヒポリタさんとの出会いは、エミーリアの人生のターニングポイントだと思うんですよね。同じ女性でこんなに意思を強く持った方がいるんだって感化されて、あと恋のキューピッドでもあると思うんですよ。」
島田「つなげるんですよ。アーサイト様、光一さん演じられる、わたしとても良いことしてます。」
音月「公演中、心の中で、思い悩んだり、考えたりしてるときに、ヒポリタさんがわたしの動向を見ててくださって。」
島田「一生懸命見させていただいてますよ。」
音月「一番考えてるのはヒポリタさんじゃないですか?キーマンですよ。」
島田「重い責任を感じながら日々やらせていただいてますが。」
音月「この作品どうですか?」

島田「脚本・演出のジョンはレ・ミゼラブルでオーディション初演のときに出会ってわたしの人生を開いてくれた恩人なんですね。ほんとに全幅の信頼を置かせていただいている方なので。

ジョンが新作を手がける、それも堂本光一さんと井上芳雄さんというこの二人の美しきプリンスを主役にして、書き下ろしちゃう。まずこの取り組み自体が奇跡のようなこんな興行って成り立つの、あるんだろうかっていうぐらいの。

巧みに描かれた脚本、音楽も和楽器を取り入れて、衣装も和を取り入れ、ほんとに和と洋が、ジョンならではの、すべてが奇跡のようなものが集結した。」


レ・ミゼラブル (赤)

音月「この中にわたしもいるんだっていうのがすごく幸せだし。」
島田「ほんと幸せですよね。」
音月「お稽古が長めに、(島田さんが)メリーポピンスされていて途中から(稽古への)参加でしたけど。稽古場の感触はありましたか?」

島田「もう立ち(稽古)に入ってましたからね。とにかく一生懸命追いつかなきゃって思いだったんですけど。

ありがたかったことは、ジョンがその中心にいてくれたので、信じて、毎日自分ができることを必死でやって行くのみで、ジョンを信じてついていけばって思いで。

今回新作の初演だったので、ジョン自身もやってみよう、いや違うで壊して、覚えたかなって思ったら、あっ違う。鍛えられましたよね。」

音月「ジョンの心に刺さった言葉とかありますか?」
島田「ロングランやるときに、同じことを繰り返すのではなく、日々、新しい発見をして行きなさいということと、演出家のぼくが良いといったら、信じなさい、良かったよって言われたら、素直にありがとうって言えるようになりなさい。」

堂本光一さんと井上芳雄さんの穏やかな空気

音月「光一さんと芳雄さんの率いるカンパニーの様子はどうですか?」
島田「いや、あの何かすごくいいカンパニーだよね。」
音月「すごいですよね。」


MY GRATITUDE –All Time Best-

島田「それはね、普通、新作の初演って言うと、何度も言うけど、やっぱり大変な作業だと思うから、もうとにかく現場がピリついたりするのは当たり前だよなって思って入ったんですけども、とにかくあの、光一さんと芳雄さんの2人が本当に穏やかな、何だろうあのお二人は。どんなに、すごーく、ちょっとみんなストレス溜まってるな~っていう時にも、ふっとお二人を見ると、1時間くらい主役の2人が待たされちゃう時もあるわけじゃないですか。振り付けとかが滞っちゃって、物凄く稽古止まっちゃって。」


BEST STAGE(ベストステージ) 2018年 08 月号 [雑誌]

音月「申し訳ないですよね。」
島田「そうしたら、お二人が隣同士の席で何かねニコニコしながら穏やかに座ってくれてるんですよ。」
音月「もうあんな主役を待たせていいのかなっていう程ね」
島田「ちょっと時間かかってるね、なんて言うと『大変だよね。かかるよね。』なんて言いながら2人がそういう風にず~っと。あのお二人がピリピリした事一切見たことないですね。」
音月「ない、全然ない。」
島田「いや、だからそれが凄いなと思って。そういう風にお二人がいてくださるから、何かこう、本当に現場が、ずーとその空気感、穏やかな空気感に包まれていたっていう。なんでしょうね。」
音月「主役ってやっぱり覚える事だって、人一倍あるし、台詞多いし、歌だってある、もっとこうピリッとしてる方もねいらっしゃると思うんですよ。」
島田「ちょっとこっちの稽古やらせてくれよ、って言っても当然と思うような、だけど本当にね、お二人がそういう風にいてくださったから、やっぱりみんなのためにでもやっぱり色んな想いがその中でものすごく、もちろんすごい想いがうわーっと渦巻いていらっしゃったと思うけれども、やっぱりみんなのために、そういうスタンスでいてくださったんじゃないかなって思って」
音月「お人柄なんだろうな。」
島田「音月さんも明るい太陽のような存在でいてくださり、大澄賢也さんも、岸祐二さんもなんどもつっこみあって、萌音ちゃんは見てるだけで癒されるような存在でいてくれるし。」


chouchou

最後は、島田歌穂さん、音月桂さん、上白石萌音さんの3人で自主練習をした話で島田歌穂さんが、大ベテランにもかかわらず、一緒に自主練習してくれたことに音月さんは、感激していました。

まとめ

今回は、2018年8月14日放送の「音月桂のLet's smile」ゲストの島田歌穂さんと音月桂さんの『ナイツ・テイル』の話ついて書きました。

音月桂さんと島田さんの話、すごく引き込まれました。光一さんと芳雄さんの舞台稽古中の様子などが聞けて、うれしかったです。島田歌穂さん、音月桂さん、上白石萌音さんの3人で自主練習したり、それぞれの舞台にかける思いがよくわかりました。

こうやって、舞台の役者さんは磨かれて行くのだと思いました。その頂点にいる光一さんと芳雄さんは、人気と実力を兼ね揃え、役者さんたちからも尊敬されている本当にすごいです。

来週も島田歌穂さんがゲストで、『ナイツ・テイル』の話が聞けますね。すごく楽しみです。

moon

最後までお読みいただきありがとうございました。

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関西在住です。 事務の仕事をしています。 堂本光一さんの大ファンです。 東京、大阪、福岡、横浜など日本全国へEndless SHOCKの公演、光一さんのソロコンサート、KinKi Kidsのコンサートがあれば遠征します。

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